2024.2.2.

帯広通信 vol.10(最終回)

今回は長女Miに変わりまして店主・千葉拓也が書いております。
 
前回の更新からなんと約5年が経過しました。
サボりすぎです。
 
大学を卒業し社会人となった千葉写真館の長女Miは、
その後めでたく結婚し、一児の母となりました。
相変わらず帯広で元気で暮らしており、
今年の春には二人目の孫が生まれる予定です。
 
私もついに本物のジジイになってしまいました。
信じられない思いです。
 
長女が18歳で家を巣立ったのが9年前。
今では立派に家庭を持ち、自立した人間になりました。
 
思えばあっという間のことでした。
いつの間にか親としての我々夫婦の役目は終了し、
今度は長女が子育てをする番になったわけです。
何か感慨深いものがあります。
 
子育ては超大変ですが、非常に楽しいものです。
 
私たち夫婦もそうでしたし、
私たちの両親、祖父母もそうだったことでしょうが、
その時代に、その瞬間に、
そのつど悩んだりビビったり、
大騒ぎしながらどうにかこうにかしているうちに、
いつの間にか子供が成長してしまう、
というのが実感です。
 
子供から見れば親や大人はけっこう立派に見えますが、
親自身はわりと迷走しているもんです。
(私もしょっちゅう迷走してましたし、それは現在も同じ)
親としての自覚は大事だと思いますが、
まあ、あまりカッコつけようとせず、
時々子供の前で大失敗をするぐらいが、
(冷凍ミックスベジタブルの袋を歯で開封しようとして全部ぶちまけるとか)
ちょうどいいのではないかと。
 
命のバトンを次世代に渡すという、
生命の誕生以来、大先輩たちが何億年も続けてきた
子育てという偉業を、(荒業ともいえる)
長女夫婦にもぜひ堪能してほしいと思っています。
 
というわけで「帯広通信」は、
長女Miの独立とともに最終回ということになりました。
ご愛読ありがとうございました。